普通。
新郎新婦から、ご両親への手紙が読まれたりしますよね。
彼女たちは違ったんです。
両親への手紙は読まれず、その変わり、照明の落とされた会場に映し出されるスクリーン。
そこに現れたのは、写真?
まずは新郎さんの、上司の方。
新郎と一緒に写った写真。
それを写しだしながら、新郎さんからのメッセージが。
社会を知らない新人さんとして入社した彼を、ときには厳しく、落ち込んだら飲みに誘って、バカなことや失敗談なんかも話してくれたりして、ずいぶん勇気づけられたのだとか。
本当に良い上司というのが伝わってきます。
あとは、友人まで、同じように写真と簡単なメッセージが読まれました。
そう言えば、不自然なタイミングで“一緒に写真撮ろ”と、言われたことを思い出しました。
これだけの人とのツーショット写真を取るなんて、ずいぶん、準備に時間がかかったのだろうなぁ。
そして新婦さん。
こちらは、高校時代の恩師さん。
先生を披露宴に呼ぶなんて、変わっているなぁ、なんて思っていたら、高校時代、彼女がいじめにあっていたことをカミングアウト。
明るい彼女からは想像もつきませんが。
ほんのささいなことがきっかけだったそうです。
中学時代から、彼女を知っていますが、あまり合わなかった高校時代にそんなことがあったんですね。
そんな彼女が学校に通い続けることができたのが、この恩師のお陰だったのだとか。
思わず、こちらが涙しちゃいそうでした。
わたしへのメッセージは恥ずかしいので省略します。
でも、そのいじめにあった彼女へ、高校卒業してからですが、何気なく声をかけたことが、彼女にとって、とてもうれしい言葉だったのだとか。
ありがとねー、と、わたしまで涙がじわり。
最後はご両親へのメッセージかと思いきや。写真上映は終了。
なんでも、ご両親へは前日に、号泣しながら二人の思いとお礼を伝えたそうです。
もちろん、親戚の方々にも前もって、ごあいさつと、この日の披露宴の説明をしておいたのだとか。
さすがですね。
なかなか、ここまでの結婚式をするのは、難しいとおもいますが、こんなかっこいい結婚式なら、すぐに結婚もしたくなっちゃいますよね。 |